おかえり萌寧!メジャー初Vへ主役演じる、前週虫刺されで途中棄権も全快 9日開幕日本女子プロ

[ 2021年9月8日 05:30 ]

リモート会見を行った稲見(日本女子プロゴルフ協会提供)
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 国内女子ゴルフの21年メジャー第2戦日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯は9日から4日間、茨城・静ヒルズCCで開催される。メジャー初優勝を狙う東京五輪銀メダリストの稲見萌寧(22=都築電気)は7日、9ホールを回って調整した。先週のゴルフ5レディースは虫刺されによる左腕痛のため途中棄権したが、既に回復しており今季8勝目、今年7勝目に向けて視界は良好だ。

 練習ラウンド後、リモート会見を行った稲見は「メジャーだし、ラフも長いし、グリーンも硬いので、耐えながらのゴルフになると思う。耐えながら少しでも上位にいけたらいい」と抱負を語った。

 2週連続優勝を狙った先週のゴルフ5レディースでは、初日にアクシデントに見舞われた。6番で左上腕部を虫に刺された。そのままプレーを続けたものの患部が熱を持ち始めたため、9ホールを終えた時点で棄権を決断した。

 回復具合が心配されていたが、翌日には練習を再開し、週明けにはトレーニングもこなしており「左腕の痛み、違和感は全然ない。体調面で悩みはない」と万全であることを強調した。

 静ヒルズCCは小学生時代にラウンドした経験があるというが「コースの見え方が違った。コースレイアウトによって、どこを狙うとかマネジメントも見ながら、ラフの長さとかグリーンの硬さとかを確認した」と入念にチェックした。

 「メジャーで勝ちたい思いは凄くある」。19年センチュリー21レディースの初優勝を皮切りに2年余りで通算8勝を積み上げてきたが、メジャーでは21年ワールド・サロンパス・カップの2位が最高でまだ勝利がない。

 「メジャーだからといって、自分でプレッシャーをかけても良い方にいかない。いつも通り楽しんで回ることを心掛けたい」。平常心でビッグタイトルをつかみ取る。

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2021年9月8日のニュース