八村気迫の34得点も日本連敗 スロベニアのドンチッチは25得点

[ 2021年7月29日 15:56 ]

東京五輪第7日 男子バスケットボール予選リーグ   日本81―116スロベニア ( 2021年7月29日    さいたまスーパーアリーナ )

ゴール下でシュートに持ち込む八村(AP)
Photo By AP

 日本の八村塁(23=ウィザーズ)はスロベニア戦で36分出場してフィールドゴール(FG)を28本中13本(うち3点シュートは6本中3本)成功させて34得点。7リバウンドと3アシストも挙げたが、日本は81―116(前半41―53)で敗れて2戦2敗となった。

 スロベニアのルカ・ドンチッチ(22=マーベリクス)とマッチアップした渡辺雄太(26=ラプターズ)も36分出場してFGを15本中7本(うち3点シュートは6本中3本)決め、第4Qには八村のパスからアリウープでダンクをたたきこんで17得点。ベンチから出た比江島慎(30)も10得点を挙げたが、スロベニアのオフェンスをくい止めることはできなかった。

 リバウンド総数では24―37と大差をつけられ、オフェンス・リバウンドに限ると9―17。相手にセカンドチャンスを許したことが点差が開く要因になった。

 アルゼンチン戦で48得点を挙げたドンチッチは26分の出場でフィールドゴール(FG)を15本中8本(うち3点シュートは8本中2本)、フリースロー(FT)を10本中7本成功させて25得点。48得点を挙げたスペイン戦によりもスタッツ的には下がったものの、それでもインサイドで巧みに反則を誘発させるなど、日本のディフェンスを幻惑させていた。

 すでにオールNBAのファーストチームと球宴にそれぞれ2回選出されているドンチッチは、今季マーベリクスで66試合に出場。平均34・3分のプレータイムでリーグ6位の27・7得点、同21位の8・0リバウンド、同5位の8・0アシストを挙げていた。

 今月初旬の最終予選の決勝ではホスト国のリトアニア相手に31得点、11リバウンド、13アシストでトリプルダブルを達成してスロベニアの五輪初出場に貢献。五輪の2試合でも計73得点をたたき出し、代表試合では15戦全勝となった。

 スロベニアではNBAサンズとヒートで計16試合の出場歴があり、兄ゴランがヒートに所属しているゾラン・ドラギッチ(32)が24得点、スペイン・リーグに所属しているガードのクレメン・プレペリッチ(28)がベンチから出て12得点、ブラッコ・チャンチャー(24=ナゲッツ)も16得点をマーク。チームの3点シュート成功率は38・5%(39本中115本)に達した。

 なお日本は8月1日に予選リーグ最終戦となるアルゼンチン戦に臨むことになっている。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月29日のニュース