東京五輪へ武藤事務総長「中止、延期すべきという話はなかった」 小山理事「あらゆることを想定」も

[ 2021年5月26日 19:08 ]

国立競技場と五輪マーク
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は26日に理事会を行い、会議後に東京都議会議員で組織委理事の小山くにひこ氏が取材に応じた。

 中止や延期について議論になったのかと問われると「組織委員会というのは中止を前提にしない。大会開催のための組織」とした上で、「あらゆることを想定して、それは再度の延期要請も含めて想定しないといけないんじゃないかということを今日、話し合った」と明かした。

 20年7月24日開幕予定だった東京五輪は新型コロナウイルスの影響で1年延期となったが、開幕まで2カ月を切る中でいまだ収束は見通せない。小山氏は「(再びの)延期については、どういう課題があるのかってのはちゃんと話があった」と説明した。

 理事会後に会見した武藤敏郎事務総長は「中止すべきとか、延期すべきとかいう話はなかった。むしろ理事のみなさんはここまで組織委員会がきちっとやって、これなら開催できると自分たちは分かるんだけど、それが一般の方々に伝わらないのが現状なので、それを認識して発信に気をつけろ、ということだった」と話すにとどめた。

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