高安 1敗守り優勝へ大きく前進 照ノ富士ら敗れ2敗消える

[ 2021年3月23日 17:56 ]

大相撲春場所10日目 ( 2021年3月23日    両国国技館 )

高安(奥)は貴景勝を上手投げで破り1敗を守る (撮影・西川祐介)
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 大相撲春場所は23日、東京・両国国技館で10日目の取組が行われた。1敗の元大関の小結・高安(31=田子ノ浦)はカド番の大関・貴景勝を2分30秒の相撲で上手投げで破り、9勝目。単独トップを守り、優勝へ大きく前進した。貴景勝は4敗目。

 大関復帰を目指す2敗の関脇・照ノ富士(29=伊勢ケ浜)は志摩ノ海に、突き落としで敗れ3敗目。大関昇進の目安とされる三役での3場所33勝へあと2勝のまま。同じく2敗の千代の国(30=九重)も押し倒しで隠岐の海に敗れた。

 大関・朝乃山がすくい投げで隆の勝に勝ち7勝目。大関・正代は妙義龍に肩すかし勝ち、5勝5敗とした。先場所優勝の大栄翔は押し出しで勝ち、4連勝。星を5勝5敗の五分にした。

 10日目を終え、高安が1敗で単独トップのまま。2敗がいなくなった。

 東前頭5枚目の遠藤(30=追手風)は、左ふくらはぎの肉離れで休場は昨年秋場所以来7日目から休場。今場所の十両以上の休場者は白鵬、鶴竜の両横綱らに続いて5人目となった。

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