安倍晋三氏、東京五輪は「人間の気高さを称える大会に」五輪オーダー受賞

[ 2020年11月16日 13:39 ]

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長
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 国際オリンピック委員会(IOC)は16日、都内で五輪運動の発展に寄与したことを称える「五輪オーダー」(功労賞)を安倍晋三前首相に授与した。式典には来日中のトーマス・バッハIOC会長、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長らが出席した。

 日本人の受章者は4年ぶり63人目で、歴代首相としては初めて。安倍氏は13年のIOC総会で演説し、20年東京五輪・パラリンピックの実現に貢献した。今年3月には新型コロナウイルス感染拡大を受け、開催国首脳として東京大会の1年延期をIOCに提案した。

 安倍氏は「いま人類は、疫病との闘いに歯を食いしばり、唇をかみしめて、互いが互いを思いやりながら、夜に日を継いで耐え、勝利の日を待ち望んでいます。失われてはならない命が、失われてしまいました。けれども私たち人間は、強い。絶望を、希望に変える力を持っています」とし、「TOKYO2020は、全人類に希望のビーコンを送ります。どんなにうちひしがれても、何度でもまた立ち上がる、人間の気高さを称える大会になります」とスピーチした。

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2020年11月16日のニュース