橋岡、走り幅跳び今季世界最高8m29 魅せた最終跳躍

[ 2020年9月12日 05:30 ]

陸上・日本学生対校選手権第1日 ( 2020年9月11日    新潟・デンカビッグスワンスタジアム )

4本目を跳ぶ橋岡優輝(代表撮影)
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 男子走り幅跳び決勝で、19年ドーハ世界選手権8位入賞の橋岡優輝(日大4年)が今季世界最高記録となる8メートル29(向かい風0・6メートル)をマークし、2年ぶり2度目の優勝を飾った。新型コロナウイルス対策として試技が最大で4回という特別ルールの中で行われ、橋岡は4本目に大ジャンプ。来月、同会場で行われる日本選手権で日本記録(8メートル40)更新にも意欲を見せた。

 主役は魅せ方を知っている。最終試技の4本目、向かい風の中でリオ五輪銅メダル相当の大ジャンプを披露した。「思い描く跳躍ができた。しっかりとまとめられたら世界とも戦える」。イケメンジャンパーが最高の笑顔で締めくくった。

 春先に競技場が使えない時期には元日本記録保持者の両親を交互に背負ってスクワット。「最低限の筋肉を落とさないようにした」という独自トレでコロナ禍を乗り切った。

 来月、日本選手権が行われる競技場の感覚もいち早くつかんだ。昨年は目の前で日本記録を更新された大会でのリベンジに向け「日本選手権と同じ会場で試合ができたのはありがたい。8メートル40の日本記録にも挑戦したい」とニヤリと笑った。 

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