ナゲッツが最終第7戦でジャズに辛勝 1勝3敗からのシリーズ逆転は史上12回目

[ 2020年9月2日 12:39 ]

健闘を称え合うナゲッツのマーリーとジャズのミッチェル(AP)
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 NBA西地区1回戦のナゲッツ対ジャズの最終第7戦が1日にフロリダ州オーランドで行われ、3位ナゲッツがロースコアの接戦の末に6位のジャズを80―78(前半50―36)で振り切って4勝3敗。1勝3敗からのシリーズ逆転は2016年ファイナルのキャバリアーズ(対ウォリアーズ)以来、史上12回目で、ナゲッツの地区準決勝進出は2季連続となった。

 ナゲッツは第2Q途中で一時19点をリードしたが、第4Qの3分すぎに逆転されるという苦しい状況と直面。しかし残り27・8秒、この日30得点、14リバウンドを稼いだセンターのニコラ・ヨキッチ(25)がペイント内でジャズのルディー・ゴベア(28)との1対1を制してシュートを成功させ、これが決勝点となった。

 第4戦と第6戦で50得点を挙げたジャマール・マーリー(23)は41分出場して17得点。3点シュートの成功は6本中1本に終わったが、勝負どころの第4Q残り2分32秒と1分43秒には貴重なシュートを成功させてチームを勝利に導いた。

 ジャズは善戦して3勝1敗と一時は王手をかけながら惜敗。マーリー同様にこのシリーズで50得点以上を2回記録しているドノバン・ミッチェル(23)は43分出場して22得点を稼いだが、ターンオーバーも9回。2点差を追って迎えた残り17・4秒からのプレーでオフェンスの“全権”を与えられる形となったが、正面からドライブインを試みた際、ナゲッツのゲイリー・ハリス(25)とジェラミー・グラント(26)のダブルチームにあってボールをコントロールできずシュートにまで持っていくことができなかった。

 ただしこのあと速攻に出たナゲッツのトーリー・クレイグ(29)がゴール下でのシュートを外したために、残り2・6秒からジャズは再び反撃(タイムアウトはすでになし)。ゴベアのパスを受けて左サイドを走ったマイク・コンリー(32)がブザービーターによる“逆転サヨナラ”の3点シュートを放ったが、ボールはわずかにリングに嫌われて跳ね返った。

 ナゲッツは西地区準決勝で第2シードのクリッパーズと対戦。今季の対戦ではクリッパーズが2勝1敗とリードしている。なお西地区のプレオフでは第1シードのレイカーズ、第2シードのクリッパーズ、第3シードのナゲッツの準決勝進出が確定。2日には4位ロケッツ対5位サンダーの最終第7戦が行われ、最後の枠が決定する。

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