NBAドラフトの候補選手が殺人罪で起訴される 弁護側は無実を主張

[ 2020年4月28日 11:34 ]

殺人罪で起訴されたテュレーン大のティショーン・ハイタワー(AP)
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 NBAドラフト(6月25日)での指名登録を済ませていたテュレーン大(ルイジアナ州ニューオーリンズ)のガード、ティショーン・ハイタワー(22=195センチ、86キロ)が27日、殺人罪などで起訴された。

 AP通信によれば、同選手は4月8日にジョージア州アトランタ郊外のストックブリッジでディバンテ・アンソニーロングさん(24)を銃で殺害したとして逮捕された5人のうちの1人。実際に発砲したのはハイタワーの弟、ジェフリー・ハイタワー容疑者で、アンソニーロングさんは病院に搬送されたあと死亡が確認された。

 ハイタワーらは4月25日に逮捕されて、ジョージア州ヘンリー郡の拘置所に収監され、保釈はされていない。弁護士は「自宅から出てきた被害者が銃を向けたために自己防衛で(ジェフリー容疑者が)発砲した。ティショーンは無実だ」と訴えたが、検察側は殺人の共謀、ナイフなどの武器の違法所持などでも起訴した。

 テュレーン大は全米大学バスケットボールの一部、アメリカン・アスレティック・カンファレンスに所属しており今季は21勝10敗。ジョージア大から転校してきた3年生のハイタワーは平均15・9得点をマークし、4月18日にNBAのドラフト申請を済ませていた。なお逮捕を受けてテュレーン大側ではハイタワーをチームから追放する措置を取っている。

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2020年4月28日のニュース