ラグビー「トップリーグ」12日開幕!W杯代表31人中29人&世界的“レジェンド級”参戦

[ 2020年1月12日 08:00 ]

<ラグビートップリーグ>フォトセッションを行う選手たち
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 待ちに待った日がやってきた!ラグビーの国内最高峰リーグ「トップリーグ」は、12日に開幕し、東京・秩父宮ラグビー場など6会場で計8試合が行われる。

 昨年開催されたW杯日本大会で史上初の8強入りを果たした日本代表からは、31人中29人が各所属チームに分かれて激闘を繰り広げる。驚嘆のプレーを見せW杯を制した南アフリカや、ニュージーランドのレジェンド級プレーヤーも、新たに多数参戦。5月9日の最終節まで約4カ月間、日本列島が再びラグビーの熱狂に包まれる。

 ▼日野(14位)―NTTコム(5位) 11・30 東京・秩父宮
 南ア代表フッカーのマークスが加入したNTTコムは、バックスにも外で取り切れるWTB山田が加わり戦力が充実。昇格2季目の日野は自慢のセットプレーで互角以上の戦いに持ち込めれば勝機が見えてくる。
 ▼リコー(8位)―ホンダ(9位) 11・45 大阪・花園
 リコーは司令塔バーンズが加入し、ゲーム運びの幅が広がりそう。大型新人WTBのA・ファカタヴァが機能すればトライ量産もある。ホンダは重厚なFWがセットプレーで優位に立ちたい。具の成長にも注目だ。
 ▼パナソニック(6位)―クボタ(7位) 13・00 埼玉・熊谷
 パナソニックはデアリエンディ、ホワイトロックとワールドクラスを補強。田中やバーンズが抜けたハーフ団には内田、山沢を据えて堅守速攻の復活を目指す。積極的な補強をしたクボタはFW第3列で対抗したい。
 ▼ヤマハ発動機(3位)―トヨタ自動車(4位) 13・00 静岡・ヤマハ
 大きな戦力補強はないヤマハ発動機だが、フランス合宿を実施するなどして持ち味のセットプレーに磨きをかけた。対するトヨタ自動車は新人3人が先発する意欲的な布陣。リード、姫野を擁する第3列で前に出たい。
 ▼神戸製鋼(1位)―キヤノン(12位) 13・00 神戸・ユニバ
 2連覇を狙う神戸製鋼はラファエレの加入でボールを動かすスタイルが進化。リザーブの選手層も厚く、80分間、隙のないラグビーが期待できる。キヤノンは田中―田村の日本代表ハーフ団の豊富な経験で打倒王者を狙う。
 ▼東芝(11位)―サントリー(2位) 14・00 東京・秩父宮
 両軍とも新指揮官を迎え、長年築いてきたスタイルをどう進化させるか。近年ハーフ団を固定できていない東芝はSOストラトンのゲームづくりが鍵になる。サントリーの新人No.8タタフとリーチの対決にも注目したい。
 ▼NTTドコモ(TCL1)―三菱重工相模原(TCL2) 14・00 大阪・花園
 12季ぶり昇格の三菱重工相模原は、経験豊富な移籍組がチームの骨格。プレシーズンを経て、どこまで融合できたかが鍵を握る。NTTドコモはプレシーズンで出たセットプレーの課題を克服すれば互角以上に戦える。
 ▼宗像サニックス(13位)―NEC(10位) 14・00 福岡・レベスタ
 ランニングラグビーを得意とする宗像サニックスは、No.8ウォーレンボスアヤコらFW勢のフィットネスも高く、ボールを保持して攻めたい。NECは2メートル級2人を擁し、セットプレーの安定から得点機をつくりたい。

 ☆方式と期間☆ 16チーム1回戦総当たりのリーグ戦。1月12日に始まり、5月9日に終わる全15節。決勝トーナメントはない。
 ☆順位☆ 勝ち点制。勝ち4点、引き分け2点、負け0点。勝ち点が多いチームが上位となる。並んだ場合は(1)勝ち数の多いチーム…などで順位を決める。
 ☆ボーナス点☆ (1)7点差以内の敗戦(2)勝敗に関係なく3トライ以上獲得を満たしたチームは、ボーナスとして勝ち点1を追加。W杯のボーナスと(1)は同じだが(2)は4トライ以上だった。
 ☆外国人選手☆ 他国代表歴がある選手の同時出場は2人まで。ベンチ入りは最大3人。アジア国籍の「アジア枠」、他国代表歴がない「特別枠」を含め、外国籍選手の同時出場は最大6人。

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