元大関照ノ富士が十両復帰 千代鳳も、新十両なし 初場所番付編成会議

[ 2019年11月27日 10:20 ]

大相撲九州場所13日目 照ノ富士は幕下で全勝優勝を決め関係者を握手
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 日本相撲協会は27日、福岡国際センターで大相撲初場所(来年1月12日初日・両国国技館)の番付編成会議を開き、元大関の照ノ富士(27)=本名ガントルガ・ガンエルデネ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=ら5人の再十両を決めた。新十両はいなかった。

 10場所ぶりに返り咲いた照ノ富士は両膝のけがなどで序二段まで転落。協会広報部によると大関経験者として初めて幕下以下で出場していた。

 元小結の千代鳳(27)=本名木下祐樹、鹿児島県出身、九重部屋=は13場所ぶり。元三役が三段目まで落ちた後で十両に戻るのは、照ノ富士を含めて明治以降3人目。

 30場所ぶりの魁(33)=本名ヤガーンバートル・バトトゥシグ、モンゴル出身、芝田山部屋=は昭和以降4番目のスロー復帰となった。美ノ海(26)=本名木崎信志、沖縄県出身、木瀬部屋=は4場所ぶり、朝玉勢(26)=本名玉木一嗣磨、三重県出身、高砂部屋=は2場所ぶりの返り咲き。

 付け人への暴力などで協会に自主引退を促された元十両貴ノ富士ら10人の引退も発表された。

 ▼照ノ富士 改めて気が引き締まる。応援してくれた方々の支えがあり、ファンの方々の(応援の)声も大きかったので、もう一回皆さんに恩返ししたい気持ちで頑張った。(来場所は)一つでも多く白星を挙げられるように頑張りたい。

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2019年11月27日のニュース