白鵬　新目標「優勝50回」掲げる　「2年後か、3年後か分かりませんけど」

43度目Vから一夜明け

新たな目標を挙げ「50勝」と色紙に書き込んだ白鵬（撮影・岡田　丈靖）
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　九州場所で4場所ぶり43回目、9月の日本国籍取得後初めての優勝を果たした横綱・白鵬（34＝宮城野部屋）が千秋楽から一夜明けた25日、福岡市内で会見し「優勝50回」を新たな目標に掲げた。

　前人未到の領域を進む第一人者は今後目指す具体的な数字を問われ「（来年は優勝）45回。その後は分からないけど、50回。令和元年11月25日、みなさんの前で言ったことを忘れないでね。（達成は）2年後か、3年後か分かりませんけど」と語った。色紙にサインとともに「V43→50」と記した。

　これまで来年の東京五輪までの現役続行を目指していた。新目標を果たすには今後7場所連続Vでも21年までかかる。今年春場所で負った右上腕のケガを乗り越えて復活し、土俵を務める期間を上方修正した。また、初日の小結・北勝富士戦に勝ち、日本人として初勝利した際に得た懸賞金19本（57万円）を10月の台風19号で被災した宮城県大崎市に寄付することも明かした。