バド代表が香港から無事帰国 ミックス連覇の渡辺、東野組「危なかった」

[ 2019年11月18日 08:05 ]

香港オープンを終えて帰国したバドミントン混合ダブルスの渡辺(左)、東野組
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 香港オープンを終えたバドミントン日本代表の本隊が18日、羽田空港着の航空機で帰国した。混合ダブルスで世界ランク3位の渡辺勇大(22)、東野有紗(23)組(日本ユニシス)は決勝で中国ペアを破り、2連覇を達成。今年1月のマレーシア・マスターズ以来のタイトルに渡辺は「決勝を楽しむことができた。連覇を意識しなくて、自然体でいけたのがよかった」と話し、東野も「1ゲーム目で逆転でき、自分たちの中でも乗り越えられた部分があった」と手応えを口にした。

 大会の行われた香港では連日、大規模なデモ活動が起こっており、日本代表も現地の情勢を踏まえて敗退選手から、さみだれ式に帰国していた。渡辺は「実感として、危なかった。生きることが第一なので、そこはかなり気を使ってもらっていた大会だと凄く感じた。危なかったので(宿舎の)外には出なかった」と振り返った。

 年内は全日本総合選手権(東京)、ツアーファイナルズ(中国・広州)が待つ。国内最強ペアは今年8月の世界選手権(バーゼル)では同種目で日本勢初の3位に輝き、20年東京五輪でもメダルに期待が懸かる。渡辺は「今回は力が抜けて、コンビネーション、ローテーションが凄く機能した。さらに、ベースのアップや変化がつけられるところがまだたくさんある。そこを詰めればもう少し上にいける」と前向きに語り、東野も「いい形でコンビネーションがうまくいっている。これを継続して、まだ中国2ペアという壁があるので、そこを乗り越えたい」と今後を見据えた。

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2019年11月18日のニュース