八村 2戦連続2桁得点!指揮官絶賛、24日開幕スタメン“太鼓判”

[ 2019年10月11日 05:30 ]

NBAオープン戦   ウィザーズ137―98広州ロングライオンズ ( 2019年6月9日 )

<ウィザーズ・広州ロングライオンズ>シュートを放つウィザーズ・八村(NBAE提供)
Photo By ゲッティ=共同

 NBAのオープン戦は9日、各地で行われ、ウィザーズの八村塁(21)は本拠地ワシントンでの広州ロングライオンズ(中国)戦に先発。15分46秒出場し11得点、7リバウンドと活躍した。7日の初戦から2試合連続2桁得点。指揮官から開幕スタメン入りへ“お墨付き”も飛び出した。マーベリックスとエキシビット10契約を結ぶ馬場雄大(23)はピストンズ戦に第4クオーター終盤から出場して無得点、1アシスト。チームは117―124で敗れた。

 ウィザーズを率いるブルックス監督の言葉が、21歳への期待値の大きさを物語っていた。八村は前半だけの出場だったが、7日の初戦に続いて2桁得点となる11得点。「長期にわたりリーグで活躍する選手になる」と手放しで称えた指揮官は、「もし次の日の夜に開幕戦があるなら、彼(八村)は入るだろう」と高評価。23日(日本時間24日)のチーム開幕戦先発へ大前進だ。

 実力差がある中国のチーム相手にプレーした15分46秒では、ゴール下での力強さが突出していた。第1クオーターはリバウンドを奪って初得点を決めると、味方のシュートがリングに当たり弾んだところをカバーし、豪快なダンクシュートも披露。チームも格下を圧倒し、「チームとしてしっかりやるべきコンセプトを、攻撃でも守備でもやる意識でできた」と胸を張った。

 限られた時間でチーム最多タイとなる7リバウンドをマーク。「攻撃でも守備でもリバウンドでも、どこでも活躍できるところを見せられて良かった」と満足感をにじませ、「チームの雰囲気もいい感じだと思う」と笑みを浮かべた。

 次戦は11日(日本時間12日)に、敵地ニューヨークでニックスと対戦する。7日の本拠地での試合では、99―104で敗れた。「この間の対戦で負けたので、勝てるように頑張りたい」。オープン戦でも勝利にこだわる姿勢を、コートでのさらなる躍動につなげる。

 《OP戦途中出場 馬場初アシスト》マーベリックスの馬場が初アシストを記録した。終了間際にゴール下から味方にパスを回し、3点シュートを呼び込んだ。これまで選手の当たりの強さを口にしたことがあったが「今のところはうまい具合にかわせている。経験が生きている」とうなずいた。日本では主力で、試合の大半をベンチで過ごすことは少なかった。それでも「(コートに)立たせてもらってありがたい気持ちでやりたいし、一分一秒を無駄にしない」と限られた出番でアピールを続ける。

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