前田マヒナ、松田詩野 ともにCT上位選手を撃破 サーフィンWG

[ 2019年9月8日 19:12 ]

サーフィンワールドゲームズ ( 2019年9月8日    宮崎・木崎浜海岸 )

競技を行う前田
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 女子3回戦までが行われ、日本代表「波乗りジャパン」でプロ最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)の予選リーグ(QS)年間ランク16位の前田マヒナ(21)と同59位の松田詩野(17)がCT上位選手を撃破して4回戦進出を決めた。同14位の脇田紗良(16)は3回戦で敗れ、敗者復活4回戦へまわる。

 1グループ3、4人編成で上位2人が次戦へ駒を進める。日本代表初選出の前田はCT6位のコートニー・コンローグ(米国)と、同8位のタティアナ・ウェストン・ウェブ(ブラジル)と対戦。ウェブが9点台の高得点を出し15・6点で1位通過すると、ダイナミックなライディングで前田が12・87点で2位に入った。1本目5・20点、2本目7・67点とたった2本の波乗りでCT6位の選手を下し「すっごいうれしい。神様ありがとうございます」と天を仰いだ。ここまで最高で6点台と落ち込んでいたライディングについて「ここで7点を出せたこと、CT選手と戦えたことが自信になった。次も楽しみ」。ハワイ生まれハワイ育ちの新星が存在感をアピールした。

 3回戦でCT12位のオーストラリア選手を下した松田は、「絶対に勝ちたいと思っていた。また勝って次もインタビューを受けたいです」と無邪気な笑顔を見せた。

 CT5位のキャロライン・マークス(米国)と対戦した脇田は、終始自らの実力を発揮できず、7・5点で4位に沈んだ。「変な波に乗ってしまった。悔いの残る試合だった」と反省。「リパチャージ(敗者復活)からの逆転劇の方がドラマが生まれると思うから頑張りたい」と新たに決意を口にした。

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2019年9月8日のニュース