NBA開幕は10月22日 レイカーズとクリッパーズが激突 王者ラプターズはペリカンズ戦

[ 2019年8月13日 12:43 ]

クリッパーズに移籍したレナード(左)とジョージ(AP)
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 NBAは12日に2019年シーズンの全日程を発表したが、開幕日はウィザーズがマーベリクスと対戦する前日の10月22日。この日は2試合が行われ、昨季のファイナルで初優勝を飾ったラプターズは、ドラフト全体トップ指名を受けたザイオン・ウィリアムソン(19=デューク大出身)を加えたペリカンズと地元トロントで対戦することになった。

 注目はレイカーズ対クリッパーズのロサンゼルス勢同士による開幕戦。レイカーズはレブロン・ジェームズ(34)に加え、元米国代表で球宴出場6回を誇るアンソニー・デービス(26)をトレードで獲得しており、ドラフト全体トップ指名の2人を先発に連ねる豪華布陣となっている。

 一方、クリッパーズもこのオフに大型補強を敢行。ファイナルでMVPとなりながらラプターズからFAとなって移籍してきたカワイ・レナード(28)に加え、昨季の得点ランクで2位(28・0)だった前サンダーのポール・ジョージ(29)も獲得。各ブックメーカーの今季の優勝予想オッズでは西地区決勝にすら進出したことのないクリッパーズ(3倍前後)がレイカーズ(4倍前後)を上回っており、ロサンゼルスのクロスタウン・ライバル同士の開幕戦は今季を占う一戦になるだろう。両軍を支える黄金コンビの年俸合計はレイカーズが6108万ドル(約64億円)でクリッパーズは5367万ドル(約56億円)。この4人だけで総額120億円を稼ぐという「ケタ違い」の開幕戦となる。

 過密日程は5季連続で緩和され、2日連続の試合数は全30チームの平均で昨季の13・3回から12・4回(ウィザーズは12回)に減少。5年前は19・3回もあっただけに、選手の体調に配慮した形となった。

 5日間で4試合というかつてあった超強行日程は3季連続で消滅。12日間で8試合というスケジュールも皆無となった。ただし19チームが7日間で5試合を消化。ウィザーズは免れているが、NBAのレギュラーシーズン、全82試合をケガなく乗り切るにはこのタフな日程に耐えるスタミナと健康管理が不可欠だ。

 なお今季のオールスターゲームは2020年2月16日にブルズの地元、イリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで開催される。

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