千葉 富樫、Bリーグ日本人初の1億円選手に 今季MVP

[ 2019年6月4日 05:30 ]

来季は年俸1億円だ!笑顔で“1億円ポーズ”を決める千葉・富樫(右)と島田社長(撮影・吉田 剛)
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 バスケットボール男子、Bリーグ・千葉の富樫勇樹(25)が3日、都内で会見し、来季年俸が日本出身選手で初めて1億円を突破したことを発表した。公表理由について「未来の子供たち、これからバスケを始める子、今一生懸命頑張っている子に夢を与えられたらと思い、発表に踏み切った」と説明した。

 チームは2季続けてチャンピオンシップ決勝でA東京に敗れたが、富樫は司令塔として躍動。レギュラーシーズンで52勝8敗と史上最高勝率をマークし、MVPにも輝いた。ビジネス面でも大きな貢献があり、大型契約に至った。12~13年シーズンにbjリーグ秋田と契約した際、半年間の基本報酬は100万円。「あの時、こういう契約ができるとは夢にも思わなかった」と感慨に浸った。

 「今まで以上のプレッシャーとの闘いになり、今まで以上の期待で見られると思うが、乗り越えられると思っている」。1メートル67の小さな体でつかんだ“1億円プレーヤー”の肩書を背負い、コートで輝きを放つ。

 ◆富樫 勇樹(とがし・ゆうき)1993年(平5)7月30日生まれ、新潟県出身の25歳。米モントロス・クリスチャン高校在学中の11年に日本代表に初選出。14年には田臥勇太に続き日本人2人目となるNBA選手契約を結び、テキサス・レジェンズに所属した。15年から千葉ジェッツ。日本代表でも主力で今夏のW杯中国大会出場権獲得にも貢献。ポジションはポイントガード。1メートル67、65キロ。

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2019年6月4日のニュース