76ersがホームで快勝 バトラー25得点 ラプターズとの準決勝シリーズは最終第7戦へ

[ 2019年5月10日 11:47 ]

76ersを引っ張ったバトラー(AP)
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 NBA東地区3位の76ersは9日、地元フィラデルフィアで行われた地区準決勝シリーズ第6戦で、2位のラプターズを112―101(前半58―43)で退けて3勝3敗。勝負は12日にカナダ・トロントで行われる最終第7戦にもつれ込んだ。

 試合は序盤から76ersが主導権を握り、ジミー・バトラー(29)が25得点、6リバウンド、8アシスト、2メートル8の大型ポイントガード、ベン・シモンズ(22)が21得点、8リバウンド、6アシスト、センターのジョエル・エンビード(25)が17得点と12リバウンドをマークして勝利を収めた。

 76ersはこのシリーズのホーム・アドバンテージは持っていないが、4月29日に行われた敵地での第2戦ではバトラーが30得点を稼いで94―89で勝っており、トロントでの通算連敗を14で阻止。苦手意識を一掃したことが最終戦にどのような結果をもたらすのかが注目されるところだ。

 今秋に来日するラプターズは第5戦まで平均34・6得点をマークしたカワイ・レナード(27)が29得点、12リバウンド、5アシストを稼ぎ、パスカル・シアカム(24)も21得点を記録したが、リードした時間は第1Q序盤の1分間のみ。チームの3点シュート成功率は76ersの35・7%に対して25・0%に終わった。2日にフィラデルフィアで行われた第3戦では116―95と快勝。しかしこのシリーズのロード最終戦では最後までリズムをつかめなかった。
 
 今季のNBAで最終戦にもつれこんだのは西地区1回戦のナゲッツ(2位)対スパーズ(7位)を含めこれが2回目。第7戦での過去の成績はラプターズが2勝2敗、76ersが6勝9敗となっている。なお東地区準決勝では1位のバックスが8日にセルティクスを4勝1敗で退けて、すでに地区決勝進出を決めている。

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