玉鷲、2場所連続Vへ意欲 報道陣が宿舎に入りきらず、急きょ喫茶店で会見

[ 2019年2月25日 13:57 ]

報道陣の前で番付表を手に取る玉鷲(撮影・後藤 大輝)
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 大相撲初場所で13勝2敗の成績で初優勝を飾った西関脇・玉鷲(34=片男波部屋)が25日、春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付発表に合わせ、大阪市平野区で会見した。

 片男波部屋宿舎に入りきれないほど報道陣が集まったため、会見場所は急きょ、徒歩10分ほどの喫茶店に変更となった。玉鷲は部屋から自転車で移動。「優勝してからこの日まで、いろんな人にお祝いされてうれしかった。あっという間に今日を迎えた」と多忙だった1カ月を振り返った。

 初優勝により各地から来訪を望む声が沸き上がり、18日には師匠の片男波親方(元関脇・玉春日)の出身地である愛媛県西予市や松山市、19日は九州場所の片男波部屋宿舎を構える福岡県朝倉市、20日は一日警察署長を務めたことのある福岡県行橋市に足を運んだ。現地では西日本豪雨の被災者が暮らす仮設住宅、聾学校、老人施設などを訪問。「皆さんに喜んでもらえた。また喜ばせたいなと思った」と過去に例のない関脇以下での2場所連続優勝への思いが強くなった。

 大阪入りする前は高田川部屋へ出稽古するなど体調面は万全の様子だった。春場所の結果次第では大関獲りの機運も高まってくるが「なるべく考えないようにやりたい」と自然体を強調した。

 会見に同席した片男波親方は「先場所の優勝で“こうやれば勝てる”というのを感じ取っていると思う。そういうところを意識的にやっていけば。勝ち負けに限らず、場所を盛り上げてほしい」と期待していた。

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