“黄金世代”小滝水音 スコア落とすも9位で来季前半戦の出場権を獲得

[ 2018年11月30日 22:10 ]

9位で来季前半戦の出場権を確保した“黄金世代”小滝水音
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 日本女子プロゴルフツアーの来季の出場権を懸けた最終予選会は30日、兵庫県加東市の東急グランドオークGC(6456ヤード、パー72)で最終ラウンドを行った。“黄金世代”小滝水音(20=静ヒルズCC)は1バーディー、4ボギーの75とスコアを落としたが、通算5アンダーの9位で来季前半戦の出場権を獲得した。3日目までに築いた貯金が生きた形だ。

 「後半ちょっと焦りました。最後の方に来てスコアを意識してしまって」

 前半のアウトを36で折り返しながら後半のインで4ボギー。目標だったツアー最終予選会1位はならなかったが、スコアカード提出後は笑顔が弾けた。

「開幕から出られるのがうれしくでしょうがないです。来年はシードが獲れるよう頑張ります」

 大きな注目を集めた“黄金世代”の一員だが、その中でも少々異色。ツアー本格参戦1年目の今季は1試合も推薦出場はなく、マンデー大会からコツコツ本戦に駒を進めた。6月のサントリーレディース2日目に2位となって注目を浴びた。その後、しばらくは目立った成績を残すことができなかったが、10月の樋口久子・三菱電機レディースで自己最高の3位、翌週の伊藤園レディースでも4位に食い込み、シーズン終盤戦に来て強烈な印象を残した。20試合で稼いだ賞金は1600万円余。来季に大きな期待が持てる数字だ。

 これまでサンバイザーを除くウエアは自前で調達していた。遠征先では練習を終えると、アウトレットに買い出しに行く生活を続けていたが、来季前半戦の出場権を確保したツアー最終予選会終了と同時にアパレル3社からオファーを受けた。新規契約も含めて来季はプロゴルファーとしてさらなる飛躍の年になりそうだ。

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2018年11月30日のニュース