幕下・貴公俊 3場所連続勝ち越し「負けた相撲も勉強に」

[ 2018年11月20日 15:21 ]

大相撲九州場所10日目 ( 2018年11月20日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所10日目>貴公俊は寄り切りで魁勝(右)を下す(撮影・岩崎 哲也)
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 元貴乃花部屋の貴公俊(21=千賀ノ浦部屋)が魁勝を寄り切り勝ち越しを決めた。

 立ち合いですぐにに左を差して四つに組むと、そのまま力強く寄って出た。最後は左に振られ勢いあまって土俵下まで落ちた。

 「(土俵下に落ちた際に)手をついて、ぐにゃっとなった」と苦笑い。それでも全勝対決となった7日目の蒼国来戦の負けをひきずらずしっかり白星を手にした。

 新十両の春場所の支度部屋で付け人に手を上げ謹慎処分を受けた。翌場所は出場停止で名古屋場所から幕下で再出発。その場所を6勝1敗で終えると、先場所も5勝2敗と勝ち越し。これで3場所連続勝ち越しとなった。それでも本人に満足感はみじんもない。「今場所は自分自身に期待するところがあった」と場所前に精力的に稽古を行い優勝を狙っていたが、蒼国来戦でつまずいた。「負けた相撲も勉強になった。あと2番、来場所につなげられるように頑張ります」と前を見据えていた。

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2018年11月20日のニュース