貴景勝 「千賀ノ浦部屋」の呼び出しに声援「ありがたい」

[ 2018年10月3日 17:54 ]

千賀ノ浦部屋所属とアナウンスされて土俵入りした貴景勝
Photo By スポニチ

 大相撲の秋巡業が3日、東京都大田区で始まり、1日付で貴乃花部屋から千賀ノ浦部屋に移籍した小結・貴景勝(22)が参加した。朝稽古では同じ千賀ノ浦部屋の隆の勝をはじめ、正代、阿武咲ら平幕力士と10番取って6勝4敗。力強い突き、押しと鋭い出足を披露した。

 「今日からしっかりやっていくだけ。今までの稽古で強くなってきたので、それを変わらずにやっていく。新しい部屋の方針には柔軟に対応していく」。部屋が変わっても稽古に向かう真摯(しんし)な姿勢を貫くことを強調した。

 幕内土俵入りでは「兵庫県出身、千賀ノ浦部屋」とアナウンスされた。館内のファンからは、これまで以上に温かい声援を浴びせられ「“頑張って”と言われて、ありがたいと思う」と感謝の言葉を口にした。

 秋場所は9勝6敗で、三役で初めて勝ち越した。「終わった話に浸っていてもしようがない。来場所、どうやって勝つかということしか考えていない」と常に先を見つめている。元貴乃花親方(元横綱)に恩返しするためにも結果を出すことを求めていく。「負けたら“何やっている”となる。ますます頑張らないといけない」と決意に満ちていた。

続きを表示

2018年10月3日のニュース