稀勢の里 復帰へ慎重姿勢も状態「いい」

[ 2018年6月27日 05:30 ]

力士会の後に行われたファンとの交流イベントで女子を抱える稀勢の里
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 7場所連続休場中の横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)が26日、名古屋市西区の新宿舎で名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)に向け稽古を再開した。

 基本運動の後は三段目力士に10分ほど胸を出しただけで、大関・高安とは相撲を取らなかった。「今日はしっかり体を呼び起こすような稽古。若手相手に胸を出すと感覚もよくなってくる」と説明した。

 15〜17日の徳島合宿の後は東京に戻って基本運動を続け、「順調にやってこれた。(状態は)いいんじゃないか」という。だが、名古屋場所への出場の意思を問われると「しっかり稽古をやるだけ」と明言を避けた。29、30日には二所ノ関一門連合稽古が控える。「そこに合わせて準備したい。焦らずにやっていきたい」と当面はマイペースの調整を続けていくもようだ。

 ○…付け人への暴力行為により、夏場所で出場停止処分を受けた西幕下49枚目の貴公俊(貴乃花部屋)が復活を誓った。26日、愛知県瀬戸市で朝稽古を行い、四股やダンベルなど軽めのメニュー。「細く見えるかもしれないが、筋肉量が増えて体重は変わらない」と話した。「迷惑をかけた分、取り返したい。取り残されないように」。夏場所で2桁勝利を挙げた幕内・貴景勝、十両の貴源治と貴ノ岩に続く。

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2018年6月27日のニュース