セルティクスが8年ぶりのファイナル進出に王手 ホームでのプレーオフは10戦全勝

[ 2018年5月24日 12:40 ]

チーム最多の24得点を挙げたセルティクスのテータム(AP)
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 NBA東地区決勝の第5戦が23日(日本時間24日)にボストンで行われ、地元の2位セルティクスが96―83(前半53―42)で4位のキャバリアーズを退けて3勝2敗。今プレーオフでのホームゲームでは10戦全勝となり、8年ぶり通算22回目のファイナル進出に王手をかけた。

 プレーオフ同一シーズンのホームゲームで10戦全勝としたのは史上7チーム目。セルティクスは今季開幕戦でジャズから移籍してきたゴードン・ヘイワード(28)、シーズン終盤にはキャバリアーズとのトレードで獲得したカイリー・アービング(26)をともに足の故障で失ったが、昨季の平均成績で計47・1得点を記録していた主力コンビ不在という陣容にもかかわらず、東地区制覇まであと一歩に迫ってきた。

 第4戦ではドラフト全体3番目に指名された新人のジェイソン・テータム(20)がチーム最多の24得点をマーク。センターのアロン・ベインズ(31)がこのシリーズで初めて先発したが、ベンチから出たマーカス・モリス(28)とともにキャバリアーズの大黒柱、レブロン・ジェームズ(33)を徹底的にマークして相手の得点源に圧力を加えた。ベテランのアル・ホーフォード(31)も15得点と12リバウンドを稼ぎ、2季目のジェイレン・ブラウン(21)も17得点を記録。攻守両面で全員が奮起し、地元ボストンのファンを歓喜させた。

 ジェームズは39分出場して26得点、10リバウンド、5アシストといずれもチーム最多の成績を残したが、ベインズとモリスの密着マークにあってミスも多く、ターンオーバーは6回。1試合平均のターンオーバー数はレギュラーシーズンで4・2回、プレーオフ1回戦(対ペイサーズ=7試合)は3・7回、地区準決勝(対ラプターズ=4試合)は2・0回だったが、セルティクスとの決勝シリーズでは5試合平均で5・8回にまで急増している。

 第6戦はクリーブランドでの開催。セルティクスはホームでは10戦全勝だが、ロードでは1勝6敗と苦手にしているだけに、4年連続のファイナル進出を目指すキャバリアーズとしては地元で迎える大一番は勝っておきたいところ。ジェームズにとってはヒート時代を含めて自身8年連続のファイナル切符がかかっており、崖っ縁でどのようなプレーを見せるのかが注目されるところだ。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=セルティクス(36・5%)、キャバリアーズ(41・9%)

 ▼3点シュート成功率=セルティクス(33・3%)、キャバリアーズ(26・5%)

 ▼FT成功率=セルティクス(91・3%)、キャバリアーズ(63・2%)

 ▼リバウンド=セルティクス(45)、キャバリアーズ(39)

 ▼アシスト=セルティクス(18)、キャバリアーズ(17)

 ▼ターンオーバー=セルティクス(10)、キャバリアーズ(15)

 ▼速攻ポイント=セルティクス(18)、キャバリアーズ(2)

 ▼ペイント内ポイント=セルティクス(26)、キャバリアーズ(34)

 ▼ベンチスコア=セルティクス(26)、キャバリアーズ(33)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=テータム(セルティクス=24)、ジェームズ(キャバリアーズ=26)

 ▼チーム最多リバウンド=ホーフォード(セルティクス=12)、ジェームズ(キャバリアーズ=10)

 ▼チーム最多アシスト=ロジアー(セルティクス=6)、ジェームズ(キャバリアーズ=5)

 <東地区決勝日程>

 ▼第6戦(25日=クリーブランド)

 ▼第7戦(27日=ボストン)

 *日付は米国時間

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