エース乾 ジャパンOP7冠、関節の柔軟性高め「成果表れた」

[ 2018年5月1日 05:30 ]

アーティスティックスイミング「ジャパン・オープン」最終日 デュエット・フリー決勝、息の合った演技を見せる乾(左)と中牧
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 アーティスティックスイミング(AS、シンクロナイズドスイミングから改称)ジャパン・オープン最終日は30日、東京・辰巳国際水泳場で行われ、デュエットのフリールーティン決勝で乾友紀子(27)、中牧佳南(25)組(ともに井村ク)が92・4333で優勝した。乾は非五輪種目を含むこの日の全3種目に出場、3冠に輝いた。

 4日間で9度舞ったエース・乾が、出場7種目を全て制した。昨夏から日本体操協会の指導を受けており、関節の柔軟性を高め可動域を広げてきた。使う筋肉の偏りが減って疲労がたまりにくくなり「成果が表れた」という。余裕は演技にも反映され、表現力が飛躍的に向上した。井村雅代ヘッドコーチ(HC)が「心を表情で表せるようになった」と目を細めれば、日本水連の本間三和子AS委員長も「身のこなしと水さばきが今までと全然違う。作品を泳げるようになった」と成長ぶりに舌を巻いた。

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2018年5月1日のニュース