錦織 ベスト4進出!世界3位のチリッチをフルセットの末下す

[ 2018年4月21日 00:53 ]

準々決勝でチリッチと対戦する錦織(AP)
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 男子テニスのマスターズ・モンテカルロ大会は20日、モナコのモンテカルロで行われ、シングルス準々決勝で世界ランキング36位の錦織圭(28=日清食品)は同3位で第2シードのマリン・チリッチ(29=クロアチア)を6―4、6―7、6―3で下し、初のベスト4進出を果たした。

 第1セット、錦織は2−2からの第5ゲームをブレーク。その後は互いにサービスをキープし第1セットを物にした。第2セットは、第4ゲームをブレークされた。しかし、第5ゲームに入ったところでチリッチが痛めた右膝の治療のためメディカルタイムアウトを取るアクシデント。錦織は、そのゲームをブレークバック。第9、第10ゲームはともにブレークし合う展開。タイブレークに入ると1−7で落とした。

 最終セットは双方キープを続けたが、第8ゲームを錦織がブレークしてリードすると続く第9ゲームも取って競り合いを制した。

 チリッチは14年の全米決勝で苦杯を喫した“宿敵”。2人の対戦は16年のATPファイナル以来だったが、ここ3戦は3連敗中だった。だが、2015年10月の楽天ジャパンOP以来の勝利を物にし、ツアー大会での対戦成績を8勝6敗とした。

 錦織は昨年8月に右手首を痛め、今年2月にツアー大会に復帰した。5月27日開幕の4大大会の全仏オープンを見据え、今大会が今季のクレーコートの初戦となっている。

 準決勝では、第3シードのアレキサンダー・ズベレフ(21=ドイツ)と、リシャール・ガスケ(31=フランス)の勝者と対戦する。もう1試合の準決勝は第1シードのラファエル・ナダル(31=スペイン)と第5シードのグリゴル・ディミトロフ(26=ブルガリア)が対戦する。

 ▼錦織の話 3セット目、最後の2ゲームをしっかりい形で取れた。だいぶテニスは良くなって、調子も上がってきている。(準決勝も)しっかりやりたい。

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