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大相撲巡業にトレーナー増員 土俵のけがは土俵で…早くも“効果”期待

春巡業で中村氏(奥)の治療を受ける安美錦
Photo By スポニチ

 大相撲春場所の千秋楽から1週間後の4月2日、三重・伊勢神宮で行われた奉納大相撲から春巡業が始まった。春場所は負傷を押して土俵に上がり続けた新横綱の稀勢の里の優勝で大いに盛り上がった。だが、春巡業は“春場所の主役”が「左大胸筋損傷、左上腕二頭筋損傷で約1カ月の療養は必要」との診断書を提出して休場しただけでなく、春場所を途中休場した横綱・白鵬、大関・豪栄道、負傷を抱えている大関・照ノ富士も不在。関取の休場者は12人に上り、いささか寂しいスタートとなった。

 まわし一つで激しい闘いを繰り広げる力士は、ケガと隣り合わせ。大小の違いはあれど、ほとんどの力士がケガを抱えたまま土俵に上がっている。巡業では、ケガと付き合いながらいかにして鍛えていくかが力士にとっての課題となる。

 日本相撲協会は巡業にトレーナーを帯同しているが、今回から1人増えて3人となった。以前も3人体制だったことがあったというが、一時期、巡業の開催日数が減ったこともあって、しばらくは2人体制が続いていた。だが、昨今の相撲人気により、今回の春巡業は合計21日間で、17年ぶりに20日以上の開催となった。幕下以下の付け人を含めると100人以上の大所帯だけに、力士からは増員を歓迎する声が多い。

 今回新たにメンバーに加わったのは、中村吉朝氏(中村鍼灸接骨院グループ代表)。12年ロンドン五輪アーチェリー女子団体銅メダルの蟹江美貴、川中香緒里らをはじめ、プロ野球、柔道の選手も数多く担当してきた。だが、今回初めて担当する力士は、他のスポーツ選手とは違うことが求められている。「これまではケガをしないためのケアが多かったが、今回はすぐに結果を求められる」と言うように、痛みを和らげることなどが主になっている。中村氏は長らく巡業のトレーナーを務めている伊藤秀雄氏(クローバー治療院グループ代表)と同様に「はり」での治療もできるだけに、早くも“増員効果”が期待されている。

 「土俵の鬼」と言われた横綱・初代若乃花の花田勝治氏は「土俵のけがは土俵の砂でなおしてゆくんですよ けがをするたびに休んでいたんでは勝負師にはなれませんね」という言葉を残し、それは、相田みつを氏の作品にもなっている。土俵に上がりながらケガを治すために、トレーナーの存在は欠かせない。(佐藤 博之)

[ 2017年4月6日 10:00 ]

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