稀勢の里 抜糸バシッと連勝!綱初Vへ視界良好「昨日よりいい」

[ 2017年3月14日 05:30 ]

大相撲春場所2日目 ( 2017年3月13日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所2日目>横綱連勝を飾った稀勢の里。まだまだ喝は入りそうにない
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 新横綱の稀勢の里が小結・正代の挑戦をはね返した。左差しを許して俵に足がかかったが、そこから強烈な左おっつけで反撃。休まず前に出て、初日に白鵬を破っていた相手を土俵下まで押し出した。初日の豪風戦に続いてまわしを引けなくても、慌てる様子はなし。落ち着いた取り口を「しっかり集中してやった。昨日よりいいんじゃないか」と振り返った。

 新横綱の初日は横綱土俵入り、賜杯返還など慣れない出来事が続き「いつもより疲れた」という。13日は部屋近くの病院で6日に裂傷した左目上の抜糸を行うため、前日より約30分早い午前8時30分すぎに朝稽古を切り上げた。だが、ふだんと違うリズムになっても「何も変わらない」というように、相撲に影響を及ぼすことはなかった。横綱土俵入りの時間も前日より1秒短いだけの1分27秒。自分なりのペースをつかんでいる。

 支度部屋から引き揚げる際には、観戦に訪れていたJRA所属のルメール騎手から「おめでとうございます。ごっちゃんです」と日本語で祝福され、記念写真に納まった。G110勝ジョッキーをとりこにする新横綱は、まだまだ期待に応え続けていく。

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