NBA FA交渉が解禁、デュラントがウォリアーズ首脳と交渉

[ 2016年7月2日 15:34 ]

ウォリアーズとの交渉の席に臨んだサンダーのデュラント(AP)

 NBAは1日からFA選手との交渉が解禁となり、14年シーズンのMVPで過去4回得点王となっているサンダーのケビン・デュラント(27)はオクラホマシティーでウォリアーズ首脳陣と交渉。この席にはスティーブ・カー監督(50)をはじめ、ステファン・カリー(28)とクレイ・トンプソン(26)といったチームの主力選手も同席しており、デュラント獲得への熱意を示した。

 ロケッツのセンター、ドワイト・ハワード(30)は3年7050万ドル(約72億6000万円)でホークスとの契約に合意。04年ドラフトの全体トップで指名された同選手はマジックでNBAデビューを果たして以来、これが4チーム目の在籍球団となった。

 ブルズのセンター、ジョアキム・ノア(31)はチームメートのデリック・ローズ(27)がトレードで移籍したニックスを自身の新天地として選択。4年7200万ドル(約74億2000万円)で契約に合意した。またファイナルで初優勝したキャバリアーズの控えセンター、ティモフェイ・モズゴフ(29)はレイカーズとの4年契約に合意。同選手はティロン・ルー新監督になってからは出番が激減していた。

 昨季ネッツからヒートにトレードで移籍したシューターのジョー・ジョンソン(35)はジャズと2年2200万ドル(約22億7000万円)で契約に合意。昨季は12・2得点だったが3点シュート成功率は38%を記録しており、若手主体のジャズでは貴重なユニットとして活躍しそうだ。

 ホーネッツのポイントガードで昨季11・7得点をマークしているジェレミー・リン(27)は3年3600万ドル(約37億1000万円)でネッツに移籍。ハーバード大出身のリンはNBAデビュー以来、7シーズンでネッツが6チーム目となる。

 注目されていたグリズリーズのポイントガード、マイク・コンリー(28)は許容限度いっぱいの5年1億5300万ドル(約157億6000万円)で再契約に合意。グリズリーズは併せてマーベリクスからFAとなっていた主力フォワードのチャンドラー・パーソンズ(27)とも4年9400万ドル(約96億8000万円)で契約に合意した。

 コンリーとともにFA注目選手に挙げられていたヒートのセンターでブロックショット部門1位のハッサン・ホワイトサイド(26)、ラプターズのシューティング・ガード、デマー・デローザン(26)、今季のリバウンド王でもあるピストンズのセンター、アンドレ・ドラモンド(22)、ウィザーズのシューティング・ガード、ブラドリー・ビール(23)もそれぞれ4~5年の期間で再契約に合意。事実上の残留が決まった。ビールの契約総額は5年で1億2800万ドル(約131億8000万円)。昨季平均17・4得点を挙げたビールは故障が多く出場は55試合に限られていたが、チーム側は最大限度額を提示して再契約にこぎつけた。

 一方、トレイルブレイザーズはセルティクスでシックスマンとして活躍していたフォワードのエバン・ターナー(27)と4年7000万ドル(約72億1000万円)で契約に合意。ターナーは10年ドラフトの全体2番目に76ersに指名された選手で、昨季は10・5得点、4・9リバウンド、4・4アシストをマークしていた。なお正式契約は7日以降となる。

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