サンウルブズ 強豪に大敗…今季“最終戦”山田トライも

[ 2016年5月29日 05:30 ]

ブランビーズ戦でイエローカードを受けるサンウルブズ・大野(中央)

スーパーラグビー サンウルブズ5―66ブランビーズ

(5月28日 キャンベラ)
 第14節が行われ、サンウルブズはブランビーズに5―66で完敗した。後半26分にWTB山田章仁(30=パナソニック)が試合終了時点で再びリーグ単独トップとなる今季通算9トライ目を挙げたが、フッカーのスティーヴン・モーアら昨年のW杯準優勝のオーストラリア代表選手を多数そろえる強豪に歯が立たず。12試合1勝1分け10敗のリーグ全体最下位(18位)で、国際試合による6月のリーグ休止期間に入る。

 試合の大勢が決まった後半26分、サンウルブズの山田はキックチェースから転がったイーブンボールを捕球し、インゴールに持ち込みトライ。それでも祝福に駆け寄った味方を振り払うようにして自陣に戻る表情に笑みはなかった。6月からリオ五輪に出場する7人制代表活動に専念するため、今季の出場はこの試合が最後。トライ王の可能性を残すが「何とかトライを取って勢いを取り戻したいと思っていた。その点は良かった。この経験を生かして五輪出場、メダル獲得に挑戦したい」とキッパリ。チームは7月に3試合を残しており、堀江主将は「立て直して残りの3試合を戦いたい」と話した。

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2016年5月29日のニュース