日本人のメジャー苦闘…80年全米OP青木は死闘の末2位に

[ 2016年4月12日 05:30 ]

最終ラウンド、7番で第2打を放ち、天を仰ぐ松山英樹。通算イーブンパーの7位に終わり日本男子初のメジャー優勝を逃した

マスターズ最終日

(4月10日 米ジョージア州オーガスタ、オーガスタ・ナショナルGC=7435ヤード、パー72)
 日本人のメジャー苦闘アラカルト

 ☆中嶋常幸(78年全英オープン17位)聖地セントアンドリュースで行われた大会。中嶋は3日目に首位に並んで17番パー4に入ったが、第2打をガードバンカーに入れると、脱出にまさかの4打を要し、このホールで「9」の大叩き。優勝争いから陥落し、最終的に17位で大会を終えた。

 ☆青木功(80年全米オープン2位)“帝王”ジャック・ニクラウスと予選ラウンドを同組で回り、2日目を終えてニクラウスが首位、青木功が2打差2位で3日目は最終組対決となった。その3日目に68をマークして2打差を追いついた青木は、最終日もニクラウスと最終組で激突。68で回ったニクラウスに対して青木は70。惜しくも2打差で競り負けたが、「バルタスロールの死闘」と呼ばれ、今でも語り草。

 ☆丸山茂樹(04年全米オープン4位)初日は雨の影響でサスペンデッドとなる幕開けだったが、第1ラウンドで4アンダーの66をマークし、首位発進。第2ラウンドも68と伸ばして首位をキープ。だが、第3ラウンドで74と崩れて3差4位に後退。巻き返しを期した最終ラウンドは76と伸ばせず、4位で大会を終えた。

 ☆伊沢利光(01年マスターズ4位)初出場ながら初日は71で21位とまずまずの発進。2日目に66のビッグスコアをマークして4位に浮上した。3日目は74とスコアを2つ落とし、16位に後退。最終日は15番でイーグルを奪うなど67と巻き返したが、悲願達成はならなかった。

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