意識不明の元NBA選手 危機的状況脱する「奇跡的回復へ向け前進」

[ 2016年1月10日 10:59 ]

現役時代のラマー・オーダム氏 (AP)

 AFP通信は9日、薬物の過剰摂取で意識不明の重体に陥った元NBA選手のラマー・オーダム氏(36)が、奇跡的な回復を見せていると報じた。

 オーダム氏は昨年10月、ネバダ州で知人が経営する売春宿(同州では売春は合法)において4日間にわたりアルコールとともに薬物を服用。その後、意識不明となった同氏は病院へ搬送され、一時は脳に大きなダメージを負ったために親友や家族を認識できない状態にあるとも伝えられた。

 しかし、同日に親族はメディアに対して「奇跡的な回復の次のステージへ向け、彼は別のリハビリ施設へ移ることになった」とコメント。さらに「彼は前進を続けている」と述べ、危機的な状況を脱して回復過程の途中にあることを強調した。

 1999年にクリッパーズからドラフト1巡目(全体4位)で指名されたオーダム氏は、レイカーズ時代に2009、10年とファイナル連覇を経験。11年には控え選手として好成績を収めた選手に贈られるシックスマン賞を受賞した。また、04年には米国代表としてアテネ五輪に出場し、銅メダルを獲得。13年を最後にコートから離れていた。

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2016年1月10日のニュース