女子60キロ級姉妹対決制す 川井梨、姉の貫禄で完勝

[ 2015年12月22日 05:30 ]

妹の友香子(左)を決勝で破り優勝した川井梨紗子

レスリング全日本選手権

(12月21日 代々木第2体育館)
 女子60キロ級は川井梨紗子(21=至学館大)が出場し同63キロ級のリオ五輪代表に決定。決勝では姉妹対決を制して優勝した。

 川井が妹・友香子に五輪代表の貫禄を示した。世界選手権の女子63キロ級で準優勝し、すでにリオ代表には内定。今大会出場によってその権利を確定させた。約1カ月前に吉田沙保里とのスパーリングで左肋軟骨を負傷したが、その影響も見せずに順調な勝ち上がり。決勝も「勝負の世界。1点もあげるつもりはなかった」と気を緩めずに10―0のテクニカルフォール勝ちを収めた。リオに向けて「五輪という舞台にびびらず、絶対に優勝したい」と金メダルを誓っていた。

 ◆川井 梨紗子(かわい・りさこ=レスリング女子63キロ級)13、14年に世界ジュニア選手権2連覇。15年は五輪を目指して58キロ級から63キロ級に上げ、全日本選抜選手権で優勝、世界選手権2位となった。愛知・至学館高出、至学館大。1メートル60。21歳。石川県出身。

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