力士や親方の給与15年連続据え置き 日本相撲協会理事会

[ 2015年11月15日 15:30 ]

 日本相撲協会は15日、福岡国際センターで理事会を開き、力士や親方の来年の給与を15年連続で据え置くことを決めた。ことしに入り大相撲の人気回復が本格化し、入場券売り上げも増加しているが、赤字の解消には至っていない。

 広報部の玉ノ井副部長(元大関栃東)は「浮き沈みがあって当然のもの。今がいいからといって(給与引き上げを)できるものでもない」と説明した。

 また、危機管理委員会の宗像紀夫委員長(元東京地検特捜部長)は、マネジャーの男性に暴行したとして起訴され相撲協会を解雇となった元熊ケ谷親方(元十両金親)の山村和行被告が、解雇の場合に訴訟を起こす意向を示していた件で、現状は動きがないことを報告した。同被告の初公判は16日に開かれる。年寄名跡「熊ケ谷」の取り扱いについて具体的な進展はなかった。

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