秋巡業で1カ月ぶり復帰の白鵬 土俵入り「グッと来た」

[ 2015年10月21日 05:30 ]

会場外の“山稽古”で汗を流す白鵬(奥)

 大相撲秋巡業が香川県丸亀市で行われ、左膝を痛めて秋場所を途中休場した横綱・白鵬(30=宮城野部屋)が復帰した。約1カ月ぶりにファンの前で横綱土俵入りを披露。「グッと来るものがあった」と感慨深げ。朝稽古では申し合いに参加しなかったが、ぶつかり稽古では秋場所優勝の鶴竜の胸を借りた。

 「前に出るのは痛みがない。優勝の重みがどれぐらいあるか確かめたかった」と余裕の笑みだ。さらに幕下以下の力士を相手に会場外での“山稽古”も敢行した。「(左膝の回復は)4~5割。気持ちを抑えながら(巡業の)最後の方で土俵に上がれればいいかな」。九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)での復活へ、慎重に状態を見極めながら調整していく。尾車巡業部長(元大関・琴風)は「白鵬がいると引き締まる」と第一人者の復帰を喜んだ。

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2015年10月21日のニュース