サニブラウン、リレー夏期講習 初のアンダーハンドパスに戸惑いも

[ 2015年8月12日 05:30 ]

長田からバトンを受け取るサニブラウン(左)

 ゴールデンボーイに夏季講習だ。陸上・世界選手権(22日開幕、中国・北京)の男子短距離代表が11日、山梨県内で合宿を公開。日本史上最年少で代表入りし、男子200メートルに加え400メートルリレーに出場の可能性があるサニブラウン・ハキーム(16=東京・城西高)らがバトンパスなどをチェックした。

 リレー日本代表は下からバトンを渡すアンダーハンドパスを採用しているが、サニブラウンの城西高は上から渡すオーバーハンド。8日から合流した合宿で初めてアンダーハンドに取り組む16歳は「アンダー自体は難しくない」と言うものの高校との違いに戸惑いを隠せない部分もある。

 城西高ではアンカーのサニブラウンと3走の選手に走力差があるため、バトンをもらうためゆっくりスタート。だが、代表で同じスタートを切ると「パスが詰まってしまう」と言う。この日、バトンパスの練習をこなすと映像を見て改善点を探った。リレーに起用の場合は代表でもアンカー。「リレーはメダルを狙いたい」。14日までの合宿で集中講義を受け、バトンの不安を減らす。

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2015年8月12日のニュース