TBS石井アナ“元戦友”錦織にエール「まだギアは5段階上げられる」

[ 2015年8月11日 12:30 ]

TBSの石井大裕アナウンサー

 シティ・オープンで大会初優勝を果たした男子テニスの錦織圭(25=日清食品)とは松岡修造(47)の下でともに学んだ仲で、慶大時代に世界を転戦した元テニスプレーヤーの石井大裕アナウンサー(30)が、錦織のプレーを分析。全米オープンへのエールを送った。

 錦織選手は足の状態が不安視されていましたが、全く問題ない印象を受けました。要所でギアを上げて切り替えていましたし、相手の嫌なところを突くプレーができていました。イスナー選手のように前に出てくる選手に対し、ボレーの反応も良かったです。ボレーの反応は足を踏ん張るので、負担が掛かります。不安があるとラケットを振り遅れるのですが、しっかり振り抜いてライン上にパッシングショットを決めていました。サーブの着地でも体重をしっかり乗せていました。

 今大会で優勝し、世界ランクも4位に浮上して、全米オープンの第4シードも濃厚になってきました。そういった意味でも、ウィンブルドン2回戦の棄権の判断は凄くいい判断でした。選手としては出たかったと思いますが、心を鬼にして決断したのだと思います。我々と見ている位置が違っていて、世界1位になるためにやってるのだなと感じます。全米オープンに向けてまだ、ギアは5段階くらい上げられると思います。 (TBSアナウンサー)

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2015年8月11日のニュース