渡部 圧勝で2冠達成 3レース目でも「余力があった」

[ 2015年4月10日 05:30 ]

競泳日本選手権第3日

(4月9日 東京辰巳国際水泳場)
 渡部が軽々と2冠を達成した。女子100メートル平泳ぎで、前半から大きな泳ぎで2番手以下を引き離すと、後半もリードを広げてフィニッシュ。2位の今井を1秒01も離しての圧勝劇に「気持ち、もう少し速く泳げれば良かったが、きょうは後半の後半は良かった」と余裕のコメントだ。

 決勝の約1時間前には、女子200メートル個人メドレー準決勝もこなす中での貫禄勝ち。午前のメドレー予選と合わせて3レースをこなしたが「しっかり(クール)ダウンをできたし、体がきついというのはなかった」と体力面でも余裕を持っての勝利。JSS立石の竹村吉昭コーチも「余力があった」と泳ぎを称えた。

 世界選手権の代表に中学生の池江が決定したことに「年下が入ったのはうれしいし、自分もしっかりしなきゃというのはある」。つい先日まで女子高生だった18歳に、日本競泳界を引っ張る自覚も生まれてきた。

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