日本戦は偏りなく各地で開催へ 19年W杯組織委

[ 2015年3月6日 19:19 ]

 ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会組織委員会の嶋津昭事務総長は6日、東京都内で記者会見し、日本代表戦について「(19年完成予定の)新国立競技場以外は地域バランスを考えたい」と述べ、偏りなく各地で行う意向を示した。

 大会は20カ国・地域が参加し、1次リーグは4組に分かれて行われる。嶋津事務総長は日本代表以外の試合の割り振りは、移動の負担が大きくならないように、各組ともある程度同じ地域で実施できるよう考慮されるとの見方を示した。

 試合の振り分けはワールドラグビーから大会運営を委託されている「W杯リミテッド」と組織委が交渉して決定する。開幕戦と決勝は東京・新国立競技場で行われることが決まっており、過去の大会ではホストとなる国・地域の代表チームが開幕戦で試合をしている。

 嶋津事務総長は安定した運営のために、約50億円の基金を設置するとW杯リミテッドに報告したことも明かした。民間からの寄付金と開催する自治体が支払う分担金の一部を財源とする。

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2015年3月6日のニュース