錦織破ったワウリンカ敗退…ジョコビッチと激闘も連覇消えた

[ 2015年1月30日 21:11 ]

互いの健闘を称え合うワウリンカ(左)とジョコビッチ

 テニスの四大大会第1戦、全豪オープン第12日は30日、メルボルンで男子シングルス準決勝が行われ、2年ぶり5度目の優勝を目指す第1シードのノバク・ジョコビッチ(27=セルビア)と第4シードで前年覇者のスタニスラス・ワウリンカ(29=スイス)が対戦。ジョコビッチが7―6(7―1)、3―6、6―4、4―6、6―0でファイナルセットにもつれこんだ激闘を制し、大会2年ぶりの決勝進出を果たした。

 王者の執念が勝った。28日の準々決勝で第5シードの錦織圭(25=日清食品)をストレートで破り、連覇へ勢いづいていたワウリンカをジョコビッチが止めた。

 第1セットは3―3からワウリンカにブレークを許したが、次のゲームですぐさまブレークバック。タイブレークに入ると5連続ポイントを奪い、そのまま押し切った。

 しかし、そのまますんなりとはいかなかった。第2セットはワウリンカの強烈なバックハンドに手こずり、第6ゲームでブレークを許し、このセットを奪われた。ジョコビッチがセットを失うのは今大会初めてだった。計27本にも及ぶロングラリーもあった白熱の第3セットは奪ったものの、第4セットを再び失い、試合はついにファイナルセットへ。最後は王者の底力を発揮し、6―0で勝負を決めた。

 昨年の準々決勝で敗れた相手にリベンジを果たしたジョコビッチ。2月1日の決勝は、大会初制覇を狙う第6シードのアンディ・マリー(27=英国)と対戦する。

続きを表示

この記事のフォト

2015年1月30日のニュース