錦織 ダブルスV逃す、専門ペアに完敗 全豪へ気持ち切り替え

[ 2015年1月12日 05:30 ]

男子ダブルスで準優勝した錦織(右)、ドルゴポロフ組

テニス・ブリスベン国際

(1月11日 オーストラリア・ブリスベン)
 男子ダブルス決勝が行われ、錦織圭(25=日清食品)、アレクサンドル・ドルゴポロフ(26=ウクライナ)組はジェイミー・マリー(28=英国)、ジョン・ピアーズ(26=オーストラリア)組に3―6、6―7で敗れ、準優勝に終わった。男子シングルス決勝は第1シードのロジャー・フェデラー(33=スイス)が第3シードのミロシュ・ラオニッチ(24=カナダ)を6―4、6―7、6―4で下して優勝した。

 スペシャリストに完敗だった。1回戦で第2シードを破り勢いに乗った錦織とドルゴポロフだったが、ダブルスでツアー4勝を挙げる専門ペアに屈した。世界ランク5位の錦織は「プレーが悪かったわけではないが…。チャンスはあったが相手がうまかった」と脱帽した。

 初めて勝ち進んだダブルスの決勝の舞台に「勝ちたいという思いが出て緊張した」。ストロークで立ち向かったが、巧みなネットプレーに苦しめられた。「自分のリターンでいいボールがいっても待ち構えられた」と返され、第2セットにタイブレークに持ち込むのがやっとだった。

 今大会はシングルスとダブルスで計7試合をこなした。実戦を積むたびにサーブとリターンの調子を上げ、大きな疲労もなく「体が強くなった証拠」と納得の表情。13日からはメルボルン郊外で行われる非公式戦クーヨン・クラシックに出場し、19日に開幕する全豪オープンに備える。「テニス自体はいい。自信を持って全豪オープンを迎えるのは間違いない」と初の4大大会優勝をにらんだ。

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2015年1月12日のニュース