上原 重圧負けず3差2位 米初の最終日最終組で逆転必ず

[ 2014年10月12日 05:30 ]

第3ラウンド、14番でバーディーを奪い、キャディー(左)と喜ぶ上原彩子

USLPGAツアーサイム・ダービー・マレーシア第3日

(10月11日 マレーシア・クアラルンプール クアラルンプール・クラブ=6246ヤード、パー71)
 第3ラウンドが行われ、2位から出た上原彩子(30=モスフードサービス)が4バーディー、2ボギーの69で回り、通算11アンダーの202で2位をキープした。3打差で迎える最終日は最終組でツアー初優勝を目指す。75と崩れた野村敏京(21=フリー)は通算イーブンパーの41位に後退。65をマークしたポルナノン・パットナム(24=タイ)が通算14アンダーで首位に立った。

 米ツアー初優勝が目前に迫ってきた。上原は粘りのゴルフで順位をキープ。同組の選手はスコアを落としたが、重圧に負けなかった。

 前半は波に乗りきれない展開が続いた。3番でボギーが先行。6番パー5でバーディーを奪ってスコアを戻したが、9番パー4でグリーン手前からのアプローチが4メートルオーバーし、再びスコアを落とした。それでも、12番で3メートルのバーディーパットを沈めると、13、14番はいずれも第2打を2メートルにつけて3連続バーディー。得意のショットで逆転優勝に望みをつないだ。

 米ツアーの自己ベストとなる63をマークした前日の夜は、クラブハウス内にある日本食レストランで銀ダラの照り焼き定食に舌鼓。自身のブログで「最高においしかったです!」と明かすなど英気を養った。

 最終日は米ツアーでは自身初となる最終組で回る。10月とはいえ熱帯のクアラルンプールはまだまだ暑いが、沖縄出身の上原には慣れたもの。気候のハンデをものともせず、3打差を追って勝負の日曜日を迎える。

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