坂井義則氏が死去、69歳 東京五輪で最終聖火ランナー

[ 2014年9月10日 10:54 ]

1964年の東京五輪で聖火台に点火したトーチを手にする坂井義則氏=2013年9月、国立競技場

 1964年東京五輪の開会式で最終聖火ランナーを務めた坂井義則(さかい・よしのり)氏が10日午前3時1分、脳出血のため東京都文京区の病院で死去した。69歳。広島県出身。葬儀・告別式は14日正午から練馬区関町北4の16の3、本立寺で。喪主は妻朗子(ろうこ)さん。

 広島に原爆が投下された45年8月6日に広島県三次市で誕生した。三次高時代には国民体育大会の陸上400メートルで優勝し、早稲田大1年で迎えた東京五輪では、戦後復興と平和の象徴として聖火台に点火する大役を担った。

 66年アジア大会(バンコク)では400メートルで2位、1600メートルリレーで金メダルを獲得した。大学卒業後はフジテレビに入社し、スポーツの報道や事業などに携わった。

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