松山メジャーV来年こそ!不完全燃焼36位に嘆きと闘志

[ 2014年8月12日 05:30 ]

1番でパットをする松山(AP)

USPGAツアー全米プロ選手権最終日

(8月10日 米ケンタッキー州ルイビル バルハラGC=7458ヤード、パー71)
 56位で出た松山英樹(22=LEXUS)は68で回ったものの、通算3アンダーの36位に終わった。小田孔明(36=フリー)は69で通算2アンダーの41位。首位で出たロリー・マキロイ(25=英国)が68と伸ばし通算16アンダーで全英オープンに続くメジャー2連勝。25歳3カ月でのメジャー通算4勝はタイガー・ウッズ、ジャック・ニクラウス(ともに米国)らに続く史上4番目の年少記録となった。

 不完全燃焼の4日間。最後も理想から程遠かった。18番パー5。225ヤード先のピンを狙った松山はフェアウエーからの2打目をダフった。50ヤード残った3打目でカップ手前3メートルにつけたが、バーディーパットも外した。68で36位。「何かきっかけがあればいいけど、ないままで戦っている。お先真っ暗です」と嘆いた。

 1番で4メートルのパットを沈め、4番も取るなど順調にバーディーを重ねた。だが「前半からいい感触はなかった。たまたま真っすぐ行っていた」といつ崩れてもおかしくない紙一重の内容だった。

 4日間のフェアウエーキープは51%(72位)でパーオンも59%(62位)と低かった一方、平均パット数は27・25で13位。カラーから5メートルを決めた9番やチップインの17番などショット以外でスコアを伸ばし1Wを右に曲げて水路に入れた15番など長いクラブに課題を残した。ただバーディー数は4日間で17と全体19位。ショットを改善してボギーが減れば、いつでも優勝争いに加われる。

 今季は初めてメジャー4試合を戦ったが、マスターズは予選落ち。今大会を含め残る3試合は全て30位台だった。昨年は全米オープン10位、全英オープン6位。「昨年の状態に戻れば上で戦える。(6月に)メモリアルに勝って(米ツアー初優勝して)いるし、メジャーでも勝つ力はあると思う」と訴え「どういうふうに力を出せるか考えていきたい」と見据えた。

 今大会後も休みなく最長で残り5試合が続く。「来年は(メジャーで)常に上位で戦えるように体も技術も、精神的にも磨いていきたい」と闘志を燃やし、次戦ウィンダム選手権(14日開幕、ノースカロライナ州)の会場に向かった。

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2014年8月12日のニュース