17歳小木曽 中嶋超え!日本アマ選手権最年少V

[ 2014年7月13日 05:30 ]

日本アマチュアゴルフ選手権で優勝した、福井工大福井高3年の小木曽喬

日本アマ選手権最終日

(7月12日 宮城県利府GC=7076ヤード、パー72)
 ゴルフの日本アマチュア選手権最終日は12日、宮城県利府GC(7076ヤード、パー72)で36ホールのマッチプレーによる決勝が行われ、福井工大福井高3年の小木曽喬(富士C可児)が東北福祉大1年の比嘉一貴(パブリック協会)を1アップで下し初優勝した。17歳115日の小木曽は04年に17歳92日で勝った李(イ)東(ドン)桓(ファン)(韓国)に次ぐ若さでの優勝で、日本選手に限れば73年に18歳で制した中嶋常幸を抜く最年少。比嘉は12年に続き2度目の準優勝となった。3位決定戦(18ホール)は東北福祉大4年の古田幸希(十和田国際)が勝った。

 暑い中で36ホールの長丁場。終盤、17歳の小木曽は崩れるどころか技がさえ、強豪の比嘉を倒した。身長1メートル76でスケールの大きさを感じさせる高校3年生は「27ホールは我慢してついていって最後に気合を入れようと思った。勝っちゃったという感じ」と日本一の座に笑みが絶えなかった。

 「おまえが一番うまい。最後の9ホールで勝負できる」。前日、高校の先輩の若手プロ、川村昌弘から助言を受け「勇気づけられた」という。32ホール目でリードされても焦らなかった。続く2度目の15番で比嘉が池に打ち込み再びタイに。ショットがぶれ始めた相手を尻目にパーを重ね17番でリードを奪った。最終18番で勝利を確実にしたのは、ピンにぴたりと寄せた約30ヤードのロブショット。絶妙の小技は18歳でこの大会を制した中嶋プロをまねたもので、「テレビで見て、これだと思って練習した。イメージ通り」と胸を張った。

 ◆小木曽 喬(おぎそ・たかし)1997年(平9)3月19日、愛知県名古屋市出身、17歳。福井工大福井高3年。6歳からゴルフを始める。13年中部アマ、中部高校選手権優勝。14年ナショナルチーム代表候補選手。1Wの平均飛距離は260ヤード。身長1メートル76。

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2014年7月13日のニュース