森組織委会長、IOC初訪問 平和と五輪精神呼び掛ける

[ 2014年6月19日 08:32 ]

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が18日、スイスのローザンヌにある国際オリンピック委員会(IOC)本部を初めて訪問し、国際オリンピック休戦財団(IOTF)の理事会でスポーツを通じた平和促進の重要性を呼び掛けた。

 森会長は緊張関係にあるアジア情勢を踏まえ「18年平昌(韓国)、20年東京と続く二つの五輪でアジアが一つに、平和になっていくことをぜひ目指したい」と強調。アジア初のIOC委員だった故・嘉納治五郎氏の五輪精神を紹介し「第2次世界大戦以後、日本が世界の平和に貢献してきた精神はまさに五輪精神だと思う」と訴えると、IOTF会長を兼務するバッハIOC会長ら出席者から拍手が起きたという。東京五輪への支援や協力も要望した。(共同)

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2014年6月19日のニュース