伊藤がV、外村2位 トランポリンアジア選手権

[ 2014年6月4日 17:29 ]

 トランポリンのアジア選手権最終日は4日、千葉ポートアリーナで個人決勝が行われ、男子は2012年ロンドン五輪4位の伊藤正樹(東栄住宅)が60・470点で優勝した。外村哲也(The Triffis)が57・935点で2位。女子は宇山芽紅(金沢学院大ク)が51・810点で3位となり、佐藤優菜(とねりKSC)が4位だった。ジュニア女子は中野蘭菜(星稜ク)が3位に入ってユース五輪(8月・南京=中国)代表に決まったが、男子は堺亮介(星稜ク)の7位が最高で出場枠を逃した。

 伊藤は本番前の練習で左足首を痛めた影響を感じさせず、2008年北京五輪4位の外村に2・535点差と圧勝した。それでも自己評価は厳しい。強豪の中国勢不在の大会で内容も求めていただけに、序盤から跳躍のリズムが乱れた点を「敗因」と指摘して満足しなかった。

 世界選手権(11月・米国)と仁川アジア大会(9~10月・韓国)代表入りが懸かる7月の最終選考会は通過点と捉える。昨季より難度点を上げた構成を試し「中国を倒すための練習を常にしている。倒す自信はある」と第一人者の自負をにじませた。外村は「高さが低くて回転も鋭く掛けられなかった」と反省した。

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2014年6月4日のニュース