今季も桐生9秒台シフト 世界基準の風向風速計を継続設置

[ 2014年3月22日 05:30 ]

陸上男子100メートル10秒01の記録を持つ桐生

 “9秒台シフト”は継続だ。陸上男子100メートルで10秒01の記録を持つ桐生祥秀(18=洛南高)が今季出場する国内大会に、日本陸連が国際陸連の基準を満たす超音波式の風向風速計を設置することが21日、分かった。桐生は昨年4月の織田記念で世界ジュニア記録に並ぶ10秒01をマークしたが、風向風速計が旧式で世界ジュニア記録としては公認されなかった。

 昨季は織田記念以降、桐生の出場試合に超音波式が設置され、今季も継続される。日本陸連関係者は「昨年の反省を生かして、(超音波式を)置くことになる」と話した。

 桐生はこの日、米テキサス州で行われる400メートルリレー出場のため、成田空港発の航空機で出発。4月に東洋大に進学する18歳は16日に引っ越しを済ませ、寮には京都の寝具メーカーのマットレスも。「睡眠は大事なんで、しっかり寝られるように」。万全の態勢で、夢の9秒台を目指す。

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2014年3月22日のニュース