ソチ銀の渡部暁「充実した五輪だった」遠征終え帰国

[ 2014年3月18日 19:09 ]

 ソチ冬季五輪のノルディックスキー複合個人ノーマルヒルで銀メダルを獲得した25歳の渡部暁斗(北野建設)が18日、五輪、ワールドカップ(W杯)の遠征を終えて欧州から成田空港に帰国し「充実した五輪だった。(複合の日本勢)5大会ぶりのメダルはうれしい」と達成感に浸った。

 金メダル獲得を宣言して臨んだソチ五輪を「プレッシャーがあったし、メダルが取れるか不安があった」と振り返った。頂点に立てなかったことに「100パーセント喜んでいるわけではない」と悔しさもにじませた。

 15日にスウェーデンのファルンで行われたW杯個人最終戦を約2年ぶりの通算5勝目で締めくくり、個人総合3位で今季を終えた。総合優勝を目標とする日本のエースは、7勝で総合2連覇したエリック・フレンツェル(ドイツ)の名前を挙げ「差は大きい。(自分は)たかだか1勝」と満足はしていない。

 まずは休養を優先する方針だが「課題は多い。シーズンを通していいジャンプをした記憶がないので改善したい」と早くも来季を見据えた。

 渡部暁と同便で渡部善斗(早大)と永井秀昭(岐阜日野自動車)も帰国した。

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2014年3月18日のニュース