全柔連強化委で“全日本選手権は五輪選考外”の意見、継続審議へ

[ 2014年3月4日 21:31 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)は4日、東京都内で男女の強化委員会を開き、体重無差別で争う全日本選手権を国際ルールと異なる部分があるなどの理由から、五輪代表選考大会から外すべきだ、との意見が出た。継続審議する。

 柔道日本一を争う伝統の大会、全日本選手権は男子が100キロ超級、女子が78キロ超級の五輪、世界選手権の代表選考対象となっている。試合時間は国際試合と比べて男子が1分、女子が2分長い6分間で実施される。男子の井上康生監督は「世界の基準と違う大会を選考会にしていいのかと感じる一方で、全日本の権威を失ってはいけないとも思う。慎重に検討したい」と述べた。

 五輪の無差別級は男子が1988年ソウル大会から行われず、女子は実施したことがない。

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2014年3月4日のニュース