羽生1位「単純に喜びたい」 日本団体メダルへ4位発進

[ 2014年2月7日 03:59 ]

フィギュアスケート団体男子SPでトップに立ちスタンドに手を振る羽生

 ソチ冬季五輪は7日夜(日本時間8日未明)の開会式に先立って6日に一部競技が始まり、フィギュアスケートの新種目・団体の男子ショートプログラム(SP)には羽生結弦(19=ANA)が登場。97・98点をマークしてトップに立ち、日本はチーム得点10を獲得した。

 プルシェンコ(ロシア)が91・39点で2位、パトリック・チャン(カナダ)が89点・71点で3位だった。

 羽生は冒頭の4回転トーループを鮮やかに決めると、後半のトリプルアクセル、3回転―3回転のコンビネーションとジャンプをすべて成功させ、ほぼ完ぺきな演技。「緊張しました。でも、今できることをしっかり頑張れた。きょうは単純に喜びたい」と笑顔。

 メダルを目指す日本はペアSPの高橋成美(22)・木原龍一(21)組が46・56点で8位。3ポイントを加え13点とした獲得した日本はロシア(19点)、カナダ(17点)、中国(15点)に次いで4位につけた。

 8日のアイスダンス・ショートダンス(SD)と女子SPを終え、4種目の順位点合計の上位5チームがフリーに進出する。

 ▽フィギュアスケート団体 今大会から採用の新種目。カナダ、ロシア、米国、日本、イタリア、フランス、中国、ドイツ、ウクライナ、英国の10カ国が出場。男子、女子、ペア、アイスダンスいずれも1位から順に10点から1点が与えられ、国別に得点合計を争う。SPの上位5カ国がフリーに進み、SPとフリーの合計得点で争う。2種目まではSPとフリーで異なる選手を起用できる。

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